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2020.11.22
発売日には少し遅れつつもメモリー16GBと内蔵SSD 512GBモデルのMacBook Pro(13-inch, M1, 2020)が届いたものの、なかなか使用する時間を取れずにいました。その間にたくさんのレビューが世の中に流れてきて羨ましい反面、本当にApple M1の力を活かすにはネイティブアプリだけで使ってみたいという思いに駆られ、ある程度の苦行を覚悟しつつも、Appleシリコンネイティブアプリ縛りで運用してみることにしました。
現在、持ち運び用のMacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)において、Apple純正アプリではないもので使用頻度が高いのは下記のアプリです。
- ATOK
- Google Chrome
- 1Password
- Skype
- Slack
- Zoom
- Todoist
- Evernote
- Facebook Messenger
- Pixelmator Pro
意外に思われるかもしれませんが、私はExcelをなるべく使わない派で、社内にもExcel使用を控えてGシート(この呼称については過去記事「Google Workspaceの呼び名を決定」をご覧ください)を推奨しています。理由は色々ありますが、効率化とコスト削減のためです。なぜExcelではなくGシートにするのかは今度詳しく書いてみたいと思いますが、とにかく現在はOffice 365(Microsoft 365)は契約しているものの、そのどれも使用していないため、近いうちに解約予定です。
さて、上記のアプリが最低限動かないと、MacBook Airの代替としては力不足ということになります。ただし、大きなポイントとして「ウェブアプリで動作すればOK」というものがあります。
一応、それぞれひとつずつ見て見ていくことにしましょう。
ATOK
これは一番ハードルが高そうなアプリです。かなりシステムの中で動作するアプリだということもあり、いつも大きな変更の時には対応が遅れるのは仕方ないと思います。
現時点の予定としては上記の通り「Apple Siliconプロセッサ搭載Macへの正式な対応を予定しています。」ということなので期待を込めて待ちたいと思います。
当面は文字入力自体ができないわけではないので、いろいろと不便なところがありつつも、我慢できないレベルではないかなと思っています。
Google Chrome
私が使い始めるまでの間にAppleシリコンへの対応を済ませたバージョンがリリースされていたので、一安心です。かなりの部分でChromeを使っているところがあったので、ここがネイティブ対応してくれているのはとてもありがたいです。
1Password
今はすべてのパスワードを1Passwordに頼っているため、ネイティブアプリになるまで使用できないのは困ります。今のところ、将来的に対応するということは間違いないと思いますが、先日リリースされた新バージョン7.7はmacOS Big Sur対応を強化したのとApple Watchからのロック解除に対応したということだけでした(とはいえ、Apple Watch対応は大きな進化です)。
ただ、こちらはiPhoneで開いておいてHandsOff(iPhoneとmacOS間でコピー&ペーストができる機能)を使うと、ちょっと面倒ながらも(そしてたまに失敗する)、パスワード入力ができなくはないというところで我慢して待ちたいと思っています。
Skype
社内のリアルタイムコミュニケーションはSkypeを中心に組み立てています。したがって、かなり重要なアプリであることは間違いありません。すでにMicrosoftからはAppleシリコンに対応するという表明があり、このMicrosoft 365にはSkypeも含まれるはずなので、近いうちに対応されるのかなと思っています。
ただ、実はSkypeは立ち位置が微妙で、前述のようにMicrosoft 365は契約を止める方向なのが気になっています。これまでのように独立して提供してくれると良いのですが。。。
Slack
Slackはwearaの開発のみに使用していて、正直なところあまり生産性が高いと思えないので社内に拡げようというつもりはありません。ただ、それでも現在は毎日頻繁にやり取りをしているということもあり、これがネイティブアプリになってもらわないと困ります。
私もそんなに詳しくはありませんが、Slackの開発フレームワークがAppleシリコンに対応したので、ここで開発されているアプリは比較的簡単にネイティブ対応ができるようなので、近いうちに対応してくれるのかもしれません。
救いとしては、SlackはChrome上で動作するので、当面はブラウザーベースで使っていきたいと思っています。
Zoom
当社としてのオフィシャルビデオシステムはGミートです(この呼称については過去記事「Google Workspaceの呼び名を決定」をご覧ください)。しかし、世の中のシェアの通りZoomを希望される方が多いので、Zoomで対応することも多くあります。その際に、これまではZoomアプリを入れていました。
Zoomは今後どのように対応していくのかは不明です。ただZoomは開発とアップデートが早いことでも有名なので、近いうちに対応してくれるのかもしれません。当面の間は、Chrome上で対応するか、単に参加だけするのであればiPhoneで凌ぎたいと思います。
Todoist
Evernote
Facebook Messenger
この3つは、かなり頻度が高いアプリながらも、iPhoneでも併用できたり、Chrome上でも動作するので当面はそちらを試用して凌ぎたいと思っています。TodoistもZoom同様、かなり頻繁にアップデートがあるので、早期の対応の期待しています。Evernoteはリニューアル後もあまりアプリの改良が進まない印象なので、あんまりにも遅いようであれば他のシステムに乗り換えるのも考えなければいけないかもしれません。Facebook Messengerも当面はCheromeで使用できるのと、それほど使用頻度が高くないので大きな問題にならないと考えています。
Pixelmator Pro
最後に、実のところそこまで使用頻度は高くないものの、かなり好きなアプリのひとつであるPixelmator ProはしっかりとAppleシリコン対応版がリリースされています。Appleイベントでも紹介されていたりしますので、Appleにとってもいいデベロッパーのひとつなのでしょう。
★
いま、ざっと思いつくところの当面の対応は決まりました。少し苦労はするものの、ほとんど回避できそうなので、当面この体制で使っていきたいと思います。そして、ちょこちょこと対応アップデートがくるのを楽しみにしています。
ちなみに、Appleシリコン対応のアプリリストというのはどこかにあったりするのでしょうか? 下記のページは全部がリストされているわけではないようです。たとえば「Nova – All Releases」こういうのは掲載されていないようです。
List of apps running natively on Apple Silicon Macs — RoaringApps
最後に、使用しているアプリがAppleシリコンに対応しているユニバーサル版かどうかを確認するアプリを友人のぴよまる氏が作っているので試してみてください。
▼ほっしぃのApple Silicon対応アプリ関連ブログ記事
- MacBook Pro(13-inch, M1, 2020)をネイティブアプリ縛りで使用開始(本記事)
- MacBook Pro(13-inch, M1, 2020)をネイティブアプリ縛りで使用中
- MacBook Pro(13-inch, M1, 2020)にネイティブアプリ「Slack」登場
- Apple Silicon対応アプリがそろそろ出揃ってきた。
▼MacBook Pro(13-inch, M1, 2020)ユーザーにおすすめのブログ記事
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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